- いんじょう
- I
いんじょう【因乗】〔「因」は一桁(ケタ)の数を掛けること, 「乗」は二桁以上の数を掛けること〕掛け算。IIいんじょう【引唱】〔引導唱称の意〕律令制で, 昇進させるべき者を所轄の役所に呼び集めて通知すること。 唱考(シヨウコウ)。III
「諸選人官に於て~して/続紀(神亀三)」
いんじょう【引声】〔「しょう」は呉音〕高低・伸縮を加えた声で念仏・経文・偈頌(ゲジユ)などを唱えること。〔円仁が中国からもたらしたもので, 天台宗では「いんぜい」と漢音で読むが, 後に浄土宗などでは「いんじょう」と読む〕IVいんじょう【引接・引摂】〔仏〕 仏が衆生(シユジヨウ)を救いとって極楽へ導くこと。 浄土教では, 臨終に際して仏が現れ, 死者を浄土に導くこと。 いんせつ。「釈迦の~を蒙れる故に現身に替りたり/今昔 3」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.